・飲食店の負のスパイラルを教えて。
こういった疑問を解決します。
本記事のテーマ
飲食店がハマりやすい負のスパイラル4選と、脱却方法を解説しています。
- 原価費削減による負のスパイラル
- 人件費削減による負のスパイラル
- 広告の負のスパイラル
- 人材不足の負のスパイラル
本記事の信頼性
飲食歴15年
取締役・新店開発部長として(焼肉・居酒屋・バル・カフェ)新店を複数店舗立上げ→若い経営者を応援したい想いから→飲食業コンサルタント
実践で使える知識が大好きです。
飲食店の負のスパイラルは、閉店に向かっている
飲食店を経営されている方や、店舗を任されている店長や社員の方は、気づいたときには負のスパイラルにハマっていた方は多いのではないでしょうか。
本記事では、様々な負のスパイラルを知ることで、ハマらないように防ぐ意識と、ハマった後の脱却方法などをご紹介しています。
飲食店での負のスパイラルはどんなものがあるのか
原価費削減による負のスパイラル
原価費削減による負のスパイラル
①原価を下げる
②お客様満足度が下がる
③売上が下がる
④利益確保のため原価を下げる
の繰り返しで、どんどん売上が下がり、利益体質が悪化していくスパイラルです。
同様に、人件費削減による負のスパイラルもあります。
人件費削減による負のスパイラル
人件費削減による負のスパイラル
①経費節約で人件費を下げる
②お客様満足度が下がる
③売上が下がる
④利益確保のため人件費を下げる
の繰り返しで、どんどん売上が下がり、利益体質が悪化していくスパイラルです。
この原価費と人件費の経費削減によるスパイラルの本質は、
もともと売上が低いことが要因です。
売上が低いのに利益確保を経費削減で賄うことで起きたスパイラルです。
脱却方法とは
- 一度経費削減するのをやめて、赤字覚悟で、売上を伸ばす魅力的な商品やサービスを提供する必要があります。
また、人件費を削減する方法は、シフトを削るのではなく、「生産性の向上」が先です。
飲食店の生産性を詳しく解説した記事はこちら。
集客を広告に頼った負のスパイラル
広告の負のスパイラル
①広告で集客する
②集客が鈍ってくる
③広告費用を上げる
④集客が鈍ってくる
の繰り返しで、どんどん広告費用があがっていき、広告会社に費用を払うための飲食店になります。
広告媒体で来店するお客様は、非常に流動的です。
他に新店舗が出店したり、お得なクーポンがあったりすればそちらに流れていきます。
自店舗を認知させる広告費用は必要経費ですが、安売り合戦をする広告費用は必要ありません。
脱却方法とは
- 原価費、人件費と同じく、集客を伸ばす魅力的な商品やサービスを提供する必要があります。
まずは、来店した全てのお客様が、常連様になるような店舗にすることが大事です。
そこから広告費をかけて、自店舗を認知させ、理想は70%~80%の常連様と残りは新規のお客様で構成している店舗が最強です。
人材不足が永遠に解消されない負のスパイラル
人材不足の負のスパイラル
①人材が辞める
②人材を補充する
③人材が辞める
この永遠に人材が定着しないことも、飲食店にとっては悩みの種だと思います。
離職率を下げる努力がないと永遠に人手不足は解消されないでしょう。
飲食店の離職率を下げる方法【人材不足を解消する方法】を解説した記事はこちら。
飲食店最強の正のスパイラルも解説しています。
以上どうだったでしょうか?
・利益確保と経費の負のスパイラル
・集客と広告費用の負のスパイラル
どちらも魅力的な飲食店にしていくことでしか脱却方法はありません。
安直に経費削減や広告費用をかけることは簡単ですが、本質的な改善をしていくことが望まれます。
お客様と従業員と店舗がトリプルウインを作れるような関係を築けたら幸いです。
また、このお客様と従業員と店舗の関係をサービスプロフィットチェーンと呼びます。
本質的な改善の最強の8ステップを詳しく解説した記事はこちら。