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飲食店開業の資金調達方法おすすめ7選【わかりやすく説明します。】

どんな資金調達方法があるのか教えて欲しい!

 

本記事テーマ

飲食店開業の資金調達方法7選【わかりやすく説明します。】

ここを乗り越えれば、オープンまで一直線です。

この記事を参考に乗り越えてもらえたら幸いです。

 

本記事の信頼性

飲食歴15年

取締役・新店開発部長として(焼肉・居酒屋・バル・カフェ)新店を複数店舗立上げ→若い経営者を応援したい想いから→飲食業コンサルタント

実践で使える知識が大好きです。

 




 

1. 公的な金融機関からの資金調達

公的な金融機関を表した絵

日本政策金融公庫からの資金調達

開業を目指す、ほとんどの方が、日本政策金融公庫、いわゆる『国金』から、融資をもらうことが一般的です。

 

なぜなら、開業前の実績を見て、唯一お金を貸してくれる機関だからです。
下記の銀行からの借り入れは、あとから説明しますが、開業後の実績しか評価してくれません。

 

まずは国金から、お金を借りることを一緒に目指しましょう。
詳しく説明していきます。

 

どれくらい借りられるのか?

規定上は、9倍程借りられるとなっていますが、ぶっちゃけ、現実的には、自己資金の3倍程が限界です。

 

自己資金として認められるものとは?

前提として、「出どころのわかるお金」が自己資金として認められます。

毎月の貯金が通帳に入金されているもの。
(ただし、タンス預金や出所がはっきりしないため認められません。)

親族からもらったお金
(ただし、借りたお金は認められません。)

友人との合同出資などの資金
(ただし、友人から融資されたお金は認められません。)

 

国金の面接官は、過去の通帳をさかのぼってチェックします。

 

その際に、自己資金として説明できなければなりません。
「見せ金」は、ごまかしがききません。

 

チェックポイント

通帳確認は過去6カ月前までとなっています。
タンス預金も通帳にうつして、6カ月たてば、自己資金として認められます

見せ金をごまかせたとしても、融資後に、資金の使い方を、細かく確認されます。

その際、見せ金を動かしていない、もしくは、見せ金を借主に返済となれば、最悪の場合、融資の返金を求められる可能性もあります。

 

では、具体的にどんな融資制度があるのか説明していきます。

国金にはどんな融資制度があるの?

独立・起業・開業・創業時には、国金では2つの融資制度があります。
ホームページのリンクを貼っています。

①新創業融資制度
(生活金融公庫のホームページ)

②中小企業経営強力化資金
(生活金融公庫のホームページ)

 

かみ砕いて説明します。

①新創業融資制度とは?

こちらは従来からあった、創業時、もしくは、事業開始2年以内の方が、無担保・無保証人で借り入れができる制度です。

 

条件は?

創業資金総額の10分の1以上の自己資金を確認できる方とされています。

 

融資限度額は?

3,000万(うち運転資金1,500万)

 

借り入れの流れは?

  • 申し込み
  • 面談
  • 実地確認
  • 審査結果の通知
  • 融資決定後の手続き

 

1、申し込み【必要書類とは?】

・借入申込書
・創業計画書
・設備費の見積書
・履歴事項全部証明書または、登記簿謄本(法人の場合)
・不動産の登記事項証明書または、不動産の登記簿謄本(担保をご希望の方)
・推せん書等(お持ちの方のみ)

借入申込書、創業計画書の一括ダウンロードはこちら

各種書式ダウンロード|国民生活事業|日本政策金融公庫
各種書式ダウンロード|国民生活事業|日本政策金融公庫

記入例もあります。

 

注意ポイント

融資が成功するかどうかは、この創業計画書の中身にかかっています。

・さらに、上記に記載されていない、事業計画書を提出することで、成功確率は格段にあがります

 

融資獲得率を高める創業計画書・事業計画書の書き方は、こちらの記事です。

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2、面談【必要な書類とは?】

・創業計画書
・預金通帳(日々使用しているもの、直近6か月以上記載されているもの)
・各種ローンの支払い明細
・賃貸契約書または、賃貸仮予約契約書
・源泉徴収票(前職が勤務者の場合)
・運転免許証または、本人が確認できる公的資料

申し込みが受理されると、数日中に面談通知が郵送されます。
ここでは、最も重要な、創業計画書について、じっくり質問されます。

 

質問内容は?

計画書について、理解しているか?
業界の今の状況はどうか?
・それに対して、どういった店舗を出店するのか?
・そして、事業に対して熱意はあるのか?

 

3、実地確認

店舗予定地を担当者が確認する。

 

4、審査結果の通知

実地確認から、およそ、1週間程で、結果通知が郵送、または電話で連絡があります。

 

注意ポイント

一度、融資が断られたら、6か月間、再申し込みはできません。
ですから、融資率を高める、創業計画書が重要です。

 

5、融資決定後の手続き

・預金口座利用届
・借用証書

上記を提出できれば、1週間ほどで、口座に振り込まれます。

 

審査期間は?

書類が揃っていれば、審査期間は一般的には、全体で、2~3週間程です。

 

②中小企業経営強力化資金とは?

新しくできた制度で、創業時に限り、認定支援機関の経営支援を受ける場合に利用ができる制度です。

 

認定支援機関とは?

国が定める中小企業などの経営支援を行う機関で、そこで専門知識や実務経験が一定のレベル以上の者に対して、国が認定した資格です。
全国に中小企業診断士をはじめ、税理士、金融機関、コンサルタントなどの方がお持ちの資格です。

 

条件は?

認定経営革新等支援機関の指導や助言を受けて、開業される方です。

・自己資金の条件はありませんが、基本的に100万以上ないと、指導を断られることがあるようです。

・原則的に、フランチャイズは不可になります。(新規性・独自性のある事業対象のため)

 

融資限度額は?

7,200万(うち運転資金4,800万)

 

担保・保証人は?

借り入れ2,000万までは原則不要とされています。

 

借り入れの流れは?

  • 認定支援機関の選定
  • 認定支援機関と共に申し込み
  • 面談
  • 実地確認
  • 審査結果の通知
  • 融資決定後の手続き

 

1、認定支援機関の選定【おすすめは?】

近くの商工会議所にご相談されるのが一番です。
経営指導料金や、成約報酬料金が発生し、人とのお付き合いにもなりますから、しっかり選定されたほうがグッドです。

 

2、認定支援機関と共に申し込み

事業計画書、創業計画書を認定支援機関のアドバイスを受けながら一緒に作成し、申し込み。

必要書類と、融資までの流れは、
上記の新創業融資制度と同じです。

 

2つ制度で結局どっちがいいの?【メリット・デメリット】

・融資成功率は?

断然、中小企業経営強力化資金制度です。
認定支援機関が強力なサポートをしていただけるからです。

 

・金利は?

中小企業経営強力化資金制度が約1%安く、500万を7年で返済した場合、17万程安くなります。

 

・融資までの期間は?

中小企業経営強力化資金は、認定支援機関の選定がある分、時間が少しかかります。

 

・手数料は?

上記でも述べましたが、認定支援機関の方に、経営指導料金や、成約報酬料金が発生しますので、金利分の下がる見込みの金額との天秤になります。

 

まとめ

自分で事業計画から申し込みまでやりたい方は、新創業融資制度がおすすめです。

強力なサポートを貰いながら、出来るだけ成功率を高めたい方は、中小企業経営強力化資金制度がおすすめです。

以上どうだったでしょうか?
国金については、かなり詳しく説明しました。

 

現実的には、新規開業は、国金が一番おすすめだからです。
reiji

 

残りの6選をご説明します。

2.民間金融機関からの資金調達

民間金融機関を表した絵

メガバンク・地方銀行・信託銀行・信用金庫などありますが、民間の金融機関からの資金調達は、条件的にも、借り入れまでのスピード的にも、おすすめしません

 

条件とは?

営業許可書が発行されることが、条件になっているため、融資をもらう前には、すでに営業ができる状態になっている必要があります。

そこまでにかかった、物件取得費、設備費は自己資金でまかなうことになります。

 

融資決定までの期間とは?

2か月程は、最低かかります

保証協会や中小企業診断士などの面談を経て、審査に入るため、国金を利用する場合よりも、労力がかかります。

 

民間金融機関のおすすめの使い方とは?

運転資金を、民間の金融機関でまかなう、使い方がおすすめです。

国金で運転資金を含んだ、開業資金の満額融資を貰えなかった場合
運転資金のショート(不足)により、経営悪化している場合

 

3.親・親戚・配偶者からの資金調達とは?

親・親戚・配偶者を表した絵

親族からの融資は非常にありがたいと思います。

ここで気を付けないといけないポイントは、国金に追加融資を貰う場合自己資金として認められるか?の項目でも述べたように、返済しないといけない借り入れは、見せ金として判断されるため、返済義務がない条件が必要となります。

 

ただし、経験上、出世払いの口約束で返済している方も、多くおられます。
reiji

 

4.友人・パトロンからの資金調達とは?

友人・パトロンを表した絵

友人やパトロン(後援者)からの資金調達も現実的に多いです。

ここで気を付けないといけないポイントは、金銭トラブルを防ぐために、法的効力のある借用書を作るべきで、融資相手にも信用につながります。

パトロンには様々な方がおられるので、融資条件などしっかり確認しましょう

「最後の切り札」としてとらえた方が無難です。

また、返済義務があれば、自己資金にはなりません。

 

5.共同経営による資金調達とは?

共同経営を表した絵

共同経営による資金調達は、自己資金として認められるため、融資審査に有利です。

どちらかと言えば、経営スタートしたあとに、メリット・デメリットが発生します。

 

6.クラウドファンディングからの資金調達とは?

クラウドファンディングを表した絵

近年注目をあびている、資金調達です。

一言で言えば、「あなたのビジネスアイデア」にネット上に募った個人投資家が投資するかどうか?です。

アイデア次第ですが、ここで投資をした、個人投資家は、お店ができる前から「ファン」になっている、メリットがあります。

 

7.助成金・補助金からの援助とは?

助成金・補助金を表した絵

開業資金としては不向きです。

内容によりますが、助成金、補助金の申請後、支払われるまで1年かかり、後払いが基本だからです。

ただし、知らないと損とまで言いませんが、知っておくとビジネス拡大や、経営悪化からの脱却のチャンスがあります。

国や県、自治体において、数多くの助成金・補助金があります。
毎年予算に応じて、制度変更があるため、募集期間もシビアで、定期的に確認することをおすすめします。

 

どうだったでしょうか?
開業資金集めが、開業するための最もハードルが高いテーマだと思います。
誰かから融資を貰うことは、簡単ではないですね。

資金繰りは、経営者の第一歩だとも言えます。

この記事でこのハードルを越えてもらえたら幸いです。

  • この記事を書いた人

reiji

個人店コンサルタント【経歴】飲食歴15年▶取締役・新店開発部長▶焼肉・居酒屋・バル・カフェなど新店を複数店立上げ▶コンサルタントに転職▶AtoZコンサルタント2020年1月設立▶50店舗程サポートしています▶ 個人店様の(集客・求人・新規開業・運営)についての悩みや、問題の解決方法を記事にしていきます。

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