飲食店の開業に必要なコンセプトとは?【無料コンセプトシート付き】

飲食店の開業に必要なコンセプトとはを表した絵

飲食店の開業を目指してるんだけど、コンセプトシートの書き方を知りたい!

 

・コンセプトっていったいなんなの?

・飲食店の開業にコンセプトシートって必要なの?

・コンセプトシートの書き方教えて欲しい。

・無料のコンセプトツールあったら欲しいなー。

 

こういった疑問を解決します。

 

本記事のテーマ

飲食店の開業に必要なコンセプトとは?【コンセプトシートに沿って一緒に書き上げましょう。】

 

本記事の信頼性

飲食歴15年

取締役・新店開発部長として(焼肉・居酒屋・バル・カフェ)新店を複数店舗立上げ→若い経営者を応援したい想いから→飲食業コンサルタント

実践で使える知識が大好きです。





 

目次

繁盛店にコンセプトが、必要な理由とは?【わかりやすく説明します】

繁盛店にコンセプトが、必要な理由とはを表した絵

お店のコンセプトは「テーマ」、「指標」、「中骨」です。

コンセプトが決まっていると、物事の決断の時に、楽になります。

 

reiji
繁盛店を想像してください。 何のお店か、わかりやすく明確で、1本筋が通っているイメージはありませんか?

 

誰かに紹介したいお店は、一言で「○○が良かったよ」って伝えやすい。

これは、お店側が考えて考えて考え抜いたコンセプト『お店の魅力』が、お客様に伝わることで、繁盛店を生み出しています。

何のお店かを明確にし、店名、店頭、店内、メニュー、サービス、などの細部まで「血を通わす」ことが大事です。

とはいえ、テンプレートに沿っていけば、わりと簡単に作れます。

 

まずは、あなたが開業したいお店はなんでしょうか?

焼肉、居酒屋、ラーメン、カフェ、中華料理、バーなどまずは、軽く想像してみてください。

 

想像ができたら、次の項目でテンプレートに沿って、一緒に記入していきましょう。

 

コンセプトシートの書き方とは?【飲食店専用のテンプレート】

コンセプトシート飲食店専用のテンプレート

コンセプトシート【テンプレート:パワーポイント】無料ダウンロード

コンセプトと言っても、飲食店には、飲食店専用のコンセプトの書き方があります。

5W2H(いつ、どこで、だれが、なぜ、何を、どのように、いくら)に沿って書いていくのが一般的ですが、ぶっちゃけ、漠然としたものにしかなりません。

 

では、具体的にテンプレートに沿って、説明していきます。

①ターゲット

・男女比はどれくらい?

・メインターゲットはどのような層?

・年齢はどれくらい?

・サブターゲットはどのような層?

より、具体的な人物像を想像しましょう。

 

②立地・物件・営業時間

・市内、郊外?

・最寄り駅から徒歩どれくらい?

・どれくらいの広さなの?

・席数はどれくらいなの?

・駐車場は何台おけるの?

・家賃はどれくらいなの?

・営業時間は?

立地でターゲットが、だいたい決まります。

一概に言えませんが、郊外ならファミリー中心、オフィス街なら会社員が中心など。

家賃の価格も具体的に決めておくことで、物件選びの指標になります。

 

③環境(外観、内装)

・外観はどんなイメージ?

・内装はどんなイメージ?

・店舗レイアウトはどんなイメージ?

・厨房の広さは?機器のレイアウトは?

・使う食器はどんなイメージ?

・メニューはどんなイメージ?

など、店舗の顔の広さや、店内の形で変わってきますが、ある程度イメージがあると、物件選びの指標になります。

 

④メニュー(商品)

・名物メニューは何にするの?

・売価はどれくらいにするの?

・儲け商品はなににするの?

・商品点数はどれくらい置くの?

ここではお客様に刺さる「主役の商品」を詰めて下さい。

これを食べれば100%常連様になる、商品が理想です。

また、一日営業していくスタッフの数も考慮して、商品点数など決めるとグッドです。

 

⑤サービス(接客)

・どのような接客をするの?(高級感があるお店なら、姿勢や言葉使いなど。お手頃な居酒屋なら、元気が出る掛け声など)

・お客様との距離感は?

・ファーストトークや提供トークはどのような内容なの?

・接客以外にもお店のサービスはありますか?(焼肉店ならエプロンなど)

店のイメージにあった接客がグッドです。

他店舗では経験できないサービスが理想です。

 

⑥モチベーション(来店動機)

・何を目的でお客様が来店しているの?

・他店舗にはない、メニューやサービスは?

・口コミしやすい、メニューやサービスは?

新規のお客様が来店したいと思う、メニューやサービスがあればグッドです。

また、その商品やサービスが、再来店したいと思わせるモノが理想です。

 

⑦消費形態

・お客様の客層、人数を想定して、決めたメニューから何を何品頼むかをシミュレーションして、客単価や、満足度を想定するのが目的です。

実際にオープンしてから、店舗側とお客様側のギャップを分析することができます。

そこからメニューの見せ方や、接客のファーストトークで、名物を宣伝できているか?など改善していきます。

 

⑧販促・広告宣伝

・オープン前宣伝はするのか?

・オープンして暇だった場合の広告はどうするのか?

・どのグルメサイトを使うか?

事前に販促は、調べておいた方がいいです。

ある程度予算も組んで、利益が出るように、早めに軌道に乗せたいですね。

 

⑨キャッチフレーズ

・お客様に口コミで広がって欲しいキャッチフレーズは?

コンセプトを作っていく上で、最も大事なのがキャッチフレーズです。

一言で、そのお店を語れるキャッチフレーズが理想です。

お店側の意図と、お客様が受ける印象を一致させることができれば、繁盛店になります。

ですから、広告やポスターにキャッチフレーズを入れて、伝える努力が必要です。

 

以上どうだったでしょうか?

質問形式で投げられると、わりと簡単に答えられたと思います。

答えが出なかったところは調べてみてもいいかもです。

 

reiji
僕も物事を判断する時って、結構悩みました。 でもコンセプトをしっかり決めておけば、お店のほとんどの悩みが解消されます。

 

また、今店舗を経営されている方も、コンセプトを見直せば、今やっている施策がブレていることに気が付きます。

どうしても当初のコンセプトからブレていくんですよね。

それは当然で、常に状況は変化してますから。

だからこそ、定期的にコンセプトもブラッシュアップしていく必要があると思います。

 

最後に実例を一つあげておきます。

 

コンセプトの実例 【大衆焼肉○○○】

コンセプトの実例

実際に使用した、コンセプトシートになります。

客単価激安ですよね(笑)

実際は平均客単価3,000円を超えちゃって、ブレを修正中のお店です。

 

まとめ

  • 開業準備で最初にやることは、コンセプト決めです。(慣れてくると、物件を先に決めてからコンセプトを決めるのもOKです。)
  • コンセプトとは、「テーマ」、「指標」、「中骨」です。決めておくと、物事の判断が楽ちんです。
  • コンセプトシートに沿って決めていくと、わりと簡単にできます。
  • キャッチフレーズが最大の肝です。
  • オープン後も、定期的にコンセプトの見直しが大事です。

 

どうだったでしょうか?

コンセプトってなーに?って思っていた方も、そういうことかーってなって貰えたら幸いです。

 

最後に、

コンセプトが無くても、繁盛店はあると思うんだけど?
reiji
ですねー。結構あります。そのヒントは、お店の歴史にあります。

多くの常連様に支えられて、成り立っているお店です。

 

お店の歴史は、飲食店にとっては、かなりの武器になります。

しかし、新規参入していく時、自分達の武器は?ってなると思います。

それがコンセプトなんです。

 

コンセプトが決まれば、理想の店舗に、開業資金がどれくらいかかるか、計算してみましょう。

 

飲食店の開業資金・自己資金にどれくらい必要か、解説している記事はこちら。

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この記事を書いた人

reijiのアバター reiji AtoZ 代表

個人店コンサルタント【経歴】飲食歴15年▶取締役・新店開発部長▶焼肉・居酒屋・バル・カフェなど新店を複数店立上げ▶コンサルタントに転職▶AtoZコンサルタント2020年1月設立▶個人飲食店様や他店舗展開しているFC開発コンサルタントまでサポート▶まずはお気軽にメールください▶Zoomにて無料相談します
個人店様の(集客・求人・新規開業・運営)についての悩みや、問題の解決方法を記事にしていきます。

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