飲食店開業マニュアル完全版【チェックシート付詳しくご説明します】

飲食店開業マニュアル完全版を表現した絵

飲食店を開業したいのだけど、準備ってどんなものがあるの?

 

  • 開業の流れをスケジュールで知りたい。
  • 飲食店の開業のマニュアルがあれば教えて欲しい。
  • 開業準備に必要な項目を抜け忘れがないように、チェックシートはないの?

こういった疑問を解決します。

 

本記事のテーマ

・飲食店の開業スケジュールに沿って【詳しくご説明します。】

・開業準備に必要な項目をほぼ網羅しており【チェックシートとしてもご活用できます。】

・ロードマップとしてもご活用ください。

 

本記事の信頼性

飲食歴15年

取締役・新店開発部長として(焼肉・居酒屋・バル・カフェ)新店を複数店舗立上げ→若い経営者を応援したい想いから→飲食業コンサルタント

実践で使える知識が大好きです。

 

僕も自営をしていた経験があり、成功も失敗もしてきました。

reiji
これから飲食店を開業したい方に、僕の経験やノウハウが少しでも力になればと思い、この記事を書きました。

 

ロードマップ的な役割を果たしているため、項目ごとの詳細は別記事としてリンクを貼っています。

もっと知りたい方は、ぜひ別記事も参考になると思います。

 

これから飲食店を開業される方は、じっくりご覧になっていただけたら幸いです。





 

目次

飲食店の開業マニュアルチェックシート【スケジュールに沿って2枚に分けています】

飲食店開業マニュアルチェックシート①飲食店開業マニュアルチェックシート②

 

こちらが、開業マニュアルチェックシートになります。

 

チェックシート①:開業1年~6か月前、開業6か月~3か月前、開業3か月~2か月前の3つの時期に分かれています。

チェックシート②:開業2か月~2週間前、開業2週間前、開業後の3つの時期に分かれています。

 

項目が多いように見えますが、あくまで最低限必要な項目(大テーマ)になります。

大テーマごとにご説明しますので、安心してください。

 

では、最初のテーマはコンセプトです。

 

コンセプトとは

 

飲食店を開業するにあたって、最初に準備するのは、開業したいお店の設計図である「コンセプト」を作成することからはじまります。

 

出したいお店はどのようなお店でしょうか?

居酒屋、カフェ、バー、ラーメン、和食、イタリア料理、洋食、焼肉、中華、テイクアウトなど、どんなお店でしょうか?

 

漠然と開業したい理想のお店があると思います。

それを具体的にしていきましょう。

コンセプトの作り方がわからない方にも、質問に答えることで、形にしやすいと思います。

 

詳しくコンセプトの作り方をご説明した記事はこちらです。

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コンセプトが完成したら、物件を取得する際の指標や、意思決定ができると思います。

次のテーマは、理想の物件を取得する方法になります。

 

理想の物件を取得する方法とは

理想の物件を取得する流れを表した絵

 

お店のコンセプトが完成したら、理想の物件の希望条件3つをより明確化する必要があります。

 

希望条件3つ

①立地

②店舗の広さと賃料

③居抜き・スケルトンの条件

 

希望条件を明確化することにより、自分だけではなく、業者も活用して適正な物件情報を収集することができます。

 

reiji
なかなか理想の物件に出会えないっておっしゃる方が多いです。

 

そんな方へ、物件探しコツや、実際に物件を見に行く時のポイントなどを詳しくご説明した記事はこちらです。

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理想の物件探しに1年かかり、ようやく取得できた人もいます。

飲食店開業は、初期の投資額が大きくて、簡単に移転できるものではなく、妥協できないのが本音です。

 

では、次のテーマは、開業資金、自己資金はどれくらい必要か?をご説明します。

 

開業資金・自己資金はどれくらい必要か

開業資金・自己資金はどれくらい必要を表した絵

 

開業資金には、およそ1000万かかると言われていますが、工夫次第で数百万で開業できます。

開業資金の内訳は3つに分かれます。

 

開業資金の内訳

①物件取得費

物件を取得する際にかかった費用。

②設備費

開業に必要な設備費用。

③運転資金

店舗を運営するにあたっての資金。

 

開業資金は、「物件取得費」、「設備費」、「運転資金」に分かれます。

 

ここで気を付けるポイントは、運転資金の不足の理由で、閉店する店舗がほとんどです。

十分に運転資金を確保できる資金計画が必要です。

 

自己資金は、最低でも物件取得できる金額が必要です。

融資を貰う場合、物件を取得してから⇒融資申込の流れになるためです。

 物件がないと融資申込はできません。

 

開業資金・自己資金を詳しくご説明した記事はこちらです。

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また、開業するにあたって、最もハードルが高いのが資金調達だと思います。

無事資金調達ができれば、安心して開業準備が進められます。

 

資金調達方法について詳しく解説した記事はこちらです。

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様々な資金調達方法がありますが、国民生活金融公庫からの借り入れが一番現実的です。

次のテーマは国民生活金融公庫からの融資獲得率を上げる方法についてご説明します。

 

融資獲得率を上げる方法とは

融資獲得率を上げる方法を表した絵

 

融資の獲得率を上げる方法として、3つのポイントがあります。

 

獲得率を上げる3つのポイント

①創業計画書の完成度

②面談での創業計画書の内容の理解度

③創業・事業に対する情熱

 

創業計画書(=事業計画書)が獲得率を左右するとも言えます。

どんなお店で、どんな商品を売って、どんな経費で、どれくらい利益が残るのか?

コンセプトが完成していたら、かなり楽ちんに計画書が書けます。

 

創業計画書の記入例やポイントを解説した記事はこちらです。

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ここまで準備しておけば安心して融資面談できると思います。

 

では、実際に店舗に必要な、設備や厨房機器を考えていきましょう。

次のテーマは、店舗デザインです。

 

店舗デザインとは

店舗のデザインと効率を表した絵

繁盛店は、繁盛させるために様々な仕掛けを用意しています。

その中でも、デザインに対する意識は3つあります。

 

デザインに対する意識3つ

①コンセプトが潜在顧客に伝わりやすい外装(看板)

②コンセプトに基づいた内装

③導線が計算されたレイアウト

 

①コンセプトがお客様に伝わりやすい外装とは

どんなお店で、どんな商品を売っているのか?

お店の外を歩いている、潜在顧客に興味をもってもらい、入店したいと思われるような外装が理想です。

 

②コンセプトに基づいた内装とは

高級店には、高級感を演出する設備が必要ですし、

大衆店には、商品を安く感じてもらえる内装にするのが理想です。

客単価と内装は密接に関係しています。

 

③導線が計算されたレイアウト

繁盛店は、作業導線はもちろんですが、食器や食材の導線まで計算しています。

従業員が働きやすい環境を提供し、なおかつ人件費を抑えるレイアウトが理想です。

 

ホールとキッチンの大きさのバランスも大事で、厨房の機器の位置だけで、作業効率が変わります。

 

効率の良い厨房図面の書き方をご説明した記事はこちら。

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必要な厨房機器や外装、内装イメージが明確化されて、施工業者との打合せができると思います。

 

次のテーマは、開業に必要な資格と届け出です。

 

開業に必要な資格と届け出とは

 

調理師免許は飲食店開業に必須ではありません。

必要な資格は2つです。

 

必要な資格2つ

①食品衛生責任者

②防火管理者(30名を超える収容人数の場合、必須)

 

どちらとも、講習を受講するだけで資格をもらえます。

 

詳しく受講の流れをご説明した記事はこちら。

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また、この2つの資格は、期限がないので早めに受講しましょう。

 

次に開業に必要な、届け出は5つあります。

 

必要な届け出5つ

①食品営業許可

②開廃業等届出書

③青色申告承認申請書

④防火管理者選任届

⑤深夜における酒類提供飲食営業開始届出書

 

申請や届出を提出するタイミングは、各届け出で変わります。

 

届け出の書き方や流れを詳しくご説明した記事はこちら。

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物件取得から、融資の申込、施工業者との打ち合わせ、届け出の提出の時期が同時進行ですので、早めに準備しとけば安心です。

 

以上です。

どうだったでしょうか?

飲食店開業の全体図は見えたでしょうか?

reiji
物件取得からが大忙しです。 それまでに準備しておくことが大事ですね。
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この記事を書いた人

reijiのアバター reiji AtoZ 代表

個人店コンサルタント【経歴】飲食歴15年▶取締役・新店開発部長▶焼肉・居酒屋・バル・カフェなど新店を複数店立上げ▶コンサルタントに転職▶AtoZコンサルタント2020年1月設立▶個人飲食店様や他店舗展開しているFC開発コンサルタントまでサポート▶まずはお気軽にメールください▶Zoomにて無料相談します
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